デジタル教材やオンライン学習サービスなどの新しい学びの形を、
一人でも多くの子どもたちへ
学研メソッドは2020年10月、学研エデュケーショナルおよび学研エル・スタッフィングから事業を譲受する形で生まれ変わりました。
コロナ禍においては、学校が休校となり、子どもたちは学習機会を大幅に失いました。また、民間学習塾は遠隔指導の準備体制の差が浮き彫りとなり、多くの学習塾で子どもたちが学びを享受できない状況になりました。これを機に、これまでは通塾して学ぶことが当たり前でしたが、家庭にいながらにして学びを享受する需要が一気に高まり、withコロナ時代のスタンダードとなりつつあります。
学研メソッドではこの状況を踏まえ、コロナ禍のような有事にとどまらず、デジタル教材、オンラインやAIといったEdTechを駆使した新しい学びの形を多くの子どもたちと学習塾に提供いたします。このために、つまずきに応じて類題を提案できるAI搭載型のデジタルラーニングシステムを開発・提供いたします。さらに、このシステムと学研塾グループの優秀講師陣による設問単位の解説動画をセットにして、塾や家庭での学習をより強力にサポートします。また、スムーズなオンライン学習を可能にする専用のビデオチャットシステムや、デジタル教材と連動した学習管理機能の開発・提供もいたします。
これらの開発やサービス提供をスピーディにかつ高いレベルで実現するため、より一層DX推進の取組みを加速する必要があると考え、この度、組織・体制の再構築も行いました。DX推進責任者を任命するとともに、DX人材の外部登用を進め、今まで以上にスピード感をもって組織的・戦略的にDX推進に取り組んでまいります。
私たちが目指しているのは、子どもたちが個々の能力や進度に最適化された学習(個別最適化学習)をできるようになること、そして近隣に学習塾がない地域でも”オンラインの塾・教室に通う”チャンスを享受できることです。
こうして未来ある子どもたちの可能性を広げ、学研グループの理念である「すべての人が心ゆたかに生きることを願い」の一端を担うことで社会に貢献いたします。
代表取締役社長 山下 徹二